片丘歴史発見ツアー⑮

南熊井城編⑮/全15回】

今回のテーマ 「南熊井城が伝えてくれるもの」 これまで14回にわたり、片丘に残る南熊井城跡を歩いてきました。 今では、天守や石垣が残る城ではありません。 畑や林の中に、土塁や空堀、そしてわずかな地形の起伏が残っているだけです。 けれど、その土地を歩き、目を凝らしてみると、約五百年前、この場所を守り、暮らしていた人々の姿が少しずつ見えてきます。 熊井氏、小笠原氏、そして武田氏。 戦国の大きな歴史の流れの中に、ここ片丘の歴史も確かにありました。 そして南熊井城跡が今日まで残ってきたのは、地域の皆さんがこの場所を守り、受け継いできたからでもあります。
歴史は、遠い昔の出来事だけではありません。 いつも見ている風景の中にも、歴史は静かに残っています。 南熊井城編は、今回で一区切りです。 これからも松林寺から片丘を歩きながら、身近な場所に眠る歴史を一つずつ訪ねていきたいと思います。
次回からは、新しい片丘の歴史を探しに出かけます。

瑠璃山 松林寺